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日本を代表する写真家のひとりである大西みつぐ(1952-)の作品集『深川 名残の町から 大西みつぐ』。一貫して、自身が暮らす東京の東側の町を、下町生活者の視線でカメラに収めてきた大西みつぐ。70年代には、カメラ毎日の「Album」シリーズで多くの作品が発表されていますが、当時は多くの実験的な作品も多数残していました。こちらは90年代に発売された「絵葉書」集。深川で撮影された路地、風景、祭りなどのカラー写真が11枚収録されています。高梨豊の『町』も想起させるような昭和感にあふれたイメージです。「まちがあるから生きていける。町はいつでもそこにある(大西みつぐ)」。