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アメリカの写真家ハンティントン・ウィザーリルの写真集『Botanical Dances』。1949年ニューヨーク生まれ、幼少時にカリフォルニアに移り住み、以来ピアノから始まり、クラシック音楽の熱心な教育を受け、7歳ですでにファースト・リサイタルを行なったというウィザーリル。その後もオーケストラや音楽理論を学んで行きますが、ウィザーリルの興味は平面デザインやファインアートに移っていき、1970年からついに写真を始めます。70年代初頭から半ばにかけて、巨匠アンセル・アダムスのワークショップに数回参加して、73年からはアダムスのワークショップのアシスタントを担い、75年から個展を開催、その活躍は現在に至ります。ランドスケープやスティルライフの他にも、ウィン・バロックを彷彿させる芸術性に富んだ作品群など、幅広いフィールドで活動を続けるアーティストです。本書は、ペインティングを背景にした押し花のスティルライフで、ウィザーリルの代表作。タイトルの通り、植物が踊っているように感じさせるほどのユーモアと美意識に溢れた作品の数々に魅了されます。