原色浮世絵刺青版画

郡司 正勝 & 福田 和彦 / Masakatsu Gunji & Kazuhiko Fukuda

SOLD OUT

Publisher/芳賀書店

   Published/1982
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/211   Size/315*225*30
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日本の歌舞伎研究家で演劇評論家としても名高い郡司正勝と、同じく美術評論家として著名な福田和彦による共著『原色浮世絵刺青版画』。刺青と、錦画といわれた浮世絵との関係なしには、その独自の美学は成立せず、刺青と中国文学の水滸伝とは切っても切れない縁があります。水滸伝という反体制文学、アウトローたちの英雄伝が、幕末の町人たちの心を強く捉えて大流行。これを浮世絵師・歌川国芳が錦絵にして一躍流行児となった背景には、当時の民衆の反体制的気分が大いに働いており、この水滸伝の英雄たちの体に刺青があったことが、日本人の体により繊細で、より美術的で、より苦痛の多い刺青が施されるきっかけになったと言われています。本書では、歌川国吉の「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」をはじめ、歌川豊国や豊原国周らの図版が多数収録されており、装幀も大変美しい一冊。
<Related Artists> 原色日本刺青大鑑凡天 太郎 / Taro Bonten須藤 昌人 / Masato Sudo
<Condition> ケース:少スレ・少ヨゴレ、縁少イタミ
本体:見返し少シール跡
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