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アメリカのニュー・カラー写真の代表格ジョエル・マイロウィッツの写真集『Wild Flowers(2021, Acceptable)』。アート・ディレクターとして携わったロバート・フランクとの仕事に衝撃を受け、写真家を志したマイロウィッツ。以降ストリートやランドスケープのカラー撮影に挑み、70年代以降カラー写真家として確固たる地位を築き、これまでに「Cape Light」「St. Louis and the Arch」を始め数々の名作を発表しています。本書は「フラワー」をモチーフにしたマイロウィッツのサードブックで、1983年に刊行された初版本の待望の改訂新版。彼が訪れそしてよろこびを感じたストリート、公園、街に咲く花々。その花は、自然の花もあれば、花のドレス、花のカーテン、花の髪飾り、花の入れ墨まで様々です。そんなふうに目を向けると、私たちの生活はより豊かになり、より美しい人生を過ごせるような気持ちにさせてくる、そんな彼のガーデンがここにあります。初版から再編集を施し、新たな図版も加えられた一冊です。(カバーや見返しにダメージあり)