ドキュメント 未成年

遠原 美喜男/ Mikio Tobara

SOLD OUT

Publisher/せぶん社

   Published/1980
Format/ソフトカバー   Pages/111   Size/258*213*10
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日本の写真家・遠原美喜男の写真集『ドキュメント 未成年』。1948年熊本県水俣市生まれ、70年代より写真家としてのキャリアをスタートさせ、当初は人形劇団ひとみ座の嘱託カメラマンとして、舞台・広告写真に従事していたものの、70年代後半からはフリーランスとなって、社会問題を取材するジャーナリストとしての活動をメインとしていきました。とりわけ「暴走族」「青少年非行」「少女売春」など「未成年」を対象とした取材に重きを置いて、70年代は彼らのドキュメント制作に活動の大半を費やしており、本書はその5年半に渡る長期取材の記録。撮影した未成年の数はおよそ5,000人。フィルム総数800本から選りすぐられた図版には、少年少女の心理状態が見事に描写されています。戦後の経済成長で両親ともに働くことが半ば必須となった世の中の裏側で、愛情に飢えた子供たちが「落ちこぼれ」とレッテルを貼られ、社会から隔離されていく。子供たちへの丹念な取材を通じて、そのような問題の本質に迫った戦後ドキュメンタリー作品の名作のひとつ。
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