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本書は、原水爆禁止日本協議会より刊行された写真集で、広島・長崎の原爆投下後の惨状を世界に伝えるべく発表されました。そして「広島」は、20世紀を代表する写真家で、リアリズム写真の提唱者であった土門拳が、そして「長崎」は、アバンギャルドな映像描写とドキュメントを両立させ、木村伊兵衛・土門拳らによる「記録写真」を継承しつつも、「主観」と「センス」も巧みに取り入れ、戦後60〜70年代の日本写真の新たな潮流を導き出した東松照明が撮影しています。ともに「ヒロシマ」及び「ナガサキ」をテーマにした、20世紀屈指の傑作写真を単独で刊行していますが、こちらは土門の広島図版21点と、東松による長崎図版71点が収録されています。ブックデザインも杉浦康平と粟津潔という豪華アーティストの共演。グラビア印刷も貴重。Parr & Badger Vol.1及びThe Japanese Photobook 1912–1990掲載本。テキストはすべて英語で、ブックレット付属。