Skyscapes

荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki

SOLD OUT

Publisher/codax publisher

   Published/1999
Format/ハードカバー   Pages/95   Size/248*348*15
Google Translate
日本を代表する写真家のひとりである荒木経惟の作品集『Skyscapes』。1990年1月に、最愛の妻であり、荒木写真の共同制作者でもあった陽子を亡くし(享年42歳)、その半年後に「空景」というタイトルでエキシビジョンを行いました。この荒木の造語は、文字通り空の景色がメインで構成されており、パートナーの死による孤独、荒木のセンチメンタルな心情が描写されています。「空」という題材は、陽子や愛猫チロと同じくらい、この後荒木にとって重要なモチーフとなっていきますが、「空(そら)」は、「空(くう)」つまりは「何もない」という意味合いもあり、「撮るべき主題」が何もなかった荒木に偶然に(必然に?)もたらされたものであり、そして荒木にとっては「鏡」のような存在となり、その透明すぎる存在が荒木の心を写し出すものとなっていきます。一見シンプルな作品ですが、外面的にそして荒木の内面的なところが「空(くう)」に捉えられた味わい深い一冊です。
<Related Artists> 荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki
<Condition> ジャケット:少ヨゴレ、本体:経年並み
order

TOP