ガス弾の谷間からの報告 / Report from the Valley of Tear Gas

福島 菊次郎 / Kikujiro Fukushima

SOLD OUT

Publisher/M.P.S.出版部

   Published/1969
Format/ソフトカバー   Pages/133   Size/193*240*10
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戦後日本を代表する写真家、福島菊次郎の写真集。地元である山口県で時計店を営みながら、アマチュアでありながらも10年に渡り被爆者を追い続け、発表した「ピカドン ある原爆被災者の記録」で1960年に日本写真批評家賞特別賞を受賞。上京後にプロに転向し60年代に各地で激化した闘争問題(安保、学生運動、三里塚闘争、公害など)を取材し雑誌や週刊誌で発表をしてきました。「反体制・反国家」を過激に描写することで公安警察からマークされ、闇討ち、盗聴、時には家を燃やされながらも、自身のスタイルを貫いてきた真の報道写真家です。本書は、1969年に発行された福島の2冊目となる写真集で(1冊目は『ピカドン』)、過熱する学生運動を中心に、対する体制側の厳しい弾圧を記録したものです。「一年あまり、大学紛争を取材するなかで、私が否応なく感じさせられたことは、巨大な頭をもたげてキャンパスに迫ってくる“権力”という名の、怪物の姿であった」(本文より)。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)
<Related Artists> 福島 菊次郎 / Kikujiro Fukushima
<Condition> ジャケット:少ヨゴレ・少イタミ
本体:天・地・小口少ヤケ・少シミ、ページ縁少イタミ
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