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スペインを代表する写真家Xavier Miserachsの写真集。1957年弱冠20歳にして初のエキシビジョンを開催、60年代前半にはバルセロナにスタジオを構え、新聞・雑誌を中心にフォト・ジャーナリストとして活躍します。アンリ・カルティエ-ブレッソン、ロバート・フランクを始め、50年代〜60年代に欧米を中心に隆盛を迎えた新たな写真芸術表現に影響を受け、スペイン写真の発展に多大なる貢献を果たしたMiserachs。本書は、1966年に3000部限定で刊行されたスペインからフランス国境へと続く海岸「コスタ・ブラバ」を舞台にした図版で構成された一冊。大判のヴュー・カメラで撮影されたかのような絵画的なランドスケープから、人間味に溢れたストリート・スナップやポートレート、斬新なコンポジション、カラーからモノクロ図版まで、Miserachsの写真家としての多面性が凝縮された一冊。スペインを代表する画家サルバドール・ダリや、当地に魅せられたフランスの美術家マルセル・デュシャンのポートレートも収録されています。スペインの写真史にその名を刻む名作。