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戦後日本を代表する写真家のひとりである田村彰英の作品集『TAMURA Photographs(Signed)』。本名:田村茂。1947年東京生まれ、東京綜合写真専門学校を卒業後、69年に銀座ニコンサロンで初の個展「夢の光」を開催。当初は本名の田村シゲルの名で活動を行なっており、日本の写真家がはじめて世界に本格的に紹介された展覧会「New Japanese Photography」(1974)や、東京国立美術館での「15人の写真家」展(1974)にも選出されています。1978年には、私家版でファーストブック『田村彰英写真集その1』を、少部数で刊行、そしてこちらが83年発表のセカンド。60年代から撮影されたランドスケープ24点が収録されており、即物的視点と現代美術的要素とも通じる作風が時代のトレンドともマッチして、翌84年には同作で日本写真協会新人賞を受賞しました。山崎博らとともに「新しい風景写真」の先駆者とも評されています。別冊年表付属。500部限定。デザインには町口覚の父・町口忠が関わっています。写真家サイン入り。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)