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日本の写真家・吉本真大の作品集『夜を彷徨(Sigend)』。徳島県に生まれ、現在は大阪を拠点に活動する写真家で、スケーターでもあるという吉本は、スケートボードのプロジェクト「MAN WHO」との3年間を綴った写真集『風』もリリースしています。また、路上でのキスやハグの瞬間を捉えた写真集『LOVE LOVE LOVE』も刊行しており、こちらは2017年に刊行された一冊。舞台はおそらく大阪で、タイトルの通り、まさに夜の街をさまよいながら、撮影したスナップで構成されています。ケンカで血だらけの男性や、ホームレス、動物や昆虫の死骸、さらには若者の群衆やスケーター。。どこか重たく悲しげですが、幼い頃に両親が離婚して、父母の愛に焦がれていたというルーツをあとがきに綴る写真家の思いが、どことなく伝わる一冊です。写真家サイン入り。