Google Translate
日本の写真家・荒木経惟とノンフィクション作家・藤井誠二による共著『開国マーチ』。本書は、グローバル化が進む2000年代初頭の日本社会を舞台に、写真と文章が掛け合わさる独特のルポルタージュとして編まれています。荒木は東京・六本木や横浜中華街など都市空間で出会った、フィリピン出身の女性やロシア美人、ラオスからの留学生、中国小姐といった多様な背景を持つ人々をカメラに収め、その瞬間の佇まいや眼差しに迫ります。藤井は社会派の筆致で、彼女たちの日々や悩み、夢を言葉で紡ぎ、写真だけでは捉えきれない生活や心の機微を浮かび上がらせています。「開国」というタイトルは戦後の国際関係を想起させると同時に、変わりゆく社会の中で日々を生きる人々のリアルを映し、真の「心の開国」への問いを静かに提示する作品です。帯欠。