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日本の女性写真家・今道子の写真集『EAT(First Edition)』。写真家曰く「歯ざわり、手ざわり、耳ざわり、目ざわりに肌ざわりと人体の感覚すべてを使って私は表現したいと思いますし、感じていただきたい。『EAT』シリーズは一種のレストランの触覚・感覚メニューかもしれません」という作品集。食材・昆虫・植物等を素材として独自の世界観で創作されたオブジェで有名な今道子の初期作品集にして木村伊兵衛賞受賞作品。「金魚とイクラと歯ブラシ」「野菜とパンティストッキング」「こはだのブラジャー」「キャベツ氏と息子」「鰯と安全ピン」など一見難解なタイトルの中に見る強烈なスティル・ライフ。「魚を撮ることにより生物への贖罪や永遠性を求め、『魚をモノ化』することで、再生を望んだり。。。」「生」「死」「肉体」「時間」等の交錯を通じて表現された奇妙で感性をくすぐられる幻想的な新世界。1987年刊行・初版・ソフトカバー。帯欠。