写心あまみ -奄美群島写真連盟作品集Vol.3 1994-

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奄美群島写真連盟が1994年に発行した作品集の第3号『写心あまみ』。島尾伸三や砂守勝己といった写真家を輩出した奄美は、東松照明や中平卓馬、そして井上青龍といった写真家が作品を残しているように、写真家にとって様々な観点から関心を引いた土地でもあります。本書は、年1回発行される作品集のようで、地元のアマチュアのカメラマンたちによる作品で構成されています。「特にテーマを絞らず、会員それぞれが思いおもい写しとった作品を集め、それをジャンルの流れに沿って組んでみました」（本書「発刊によせて」より）とあるように、生活に寄り添うような日常のスナップ、叙情的な街のワンシーン、ふんどしや法被姿の子どもたちを写した祭りの日、南の島らしい風情を切り取ったランドスケープ、衒いのない素朴なポートレート、そして動物や植物をとらえたネイチャーフォトといった様々なモチーフが混在しています。島固有の風土や文化を地元に住む人々の視点で切り取った1冊です。

＜Related Artists＞ 石川　真生 / Mao Ishikawa
＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少シミ、ページ余白少シミ