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日本の写真家・小関与四郎の作品集『成田国際空港 / Narita International Airport』。1935年千葉県生まれ、九十九里浜育ち、長年ライフワークとして当地で写真を撮り続けてきた小関与四郎。新制中学を卒業した後は、自転車店で6年間ほど働きながら、1950年代より撮影を始め、1960年代には『カメラ毎日』『アサヒカメラ』で多くの作品を発表します。1967年には念願叶ってカメラ店を開業、その傍ら千葉県内で、生活・風土・祭事などを収め続けています。1972年にはファースト・ブック『九十九里浜』を発表して、日本写真協会新人賞を受賞、そして本書が1982年に刊行された作品集で、数々のドラマが生まれ、数々の写真家がカメラに収めてきた「成田空港」をテーマに編集された一冊。『三里塚闘争』のように、反対派目線のハードな図版のみならず、「賛成派」「中立派」「反対派」の三者三様の目線で、時系列でまとめられており、空港完成の4年後に上梓されました。