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本書は、1996年にアメリカのウォーカーアートセンターで行われたエキシビジョン「'Brilliant!' New Art from London」に際して刊行されたタブロイドのカタログ作品集。90年代に美術界に新しい旋風を巻き起こした20-30代の所謂「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト」22名が紹介されました。代表的なアーティストとしてあげられるのは、本展にも参加しているダミアン・ハースト。1988年に当時ロンドンのゴールドスミス・カレッジに在籍していた16名の学生が、ギャラリーやミュージアムの手を借りずに、自主企画で行った展覧会「フリーズ / Freeze」の主たるメンバーがハーストでした。以来「ギャンブラー / Gambler」などへと続いていき、アーティストが工場や荒廃した建物を使った自主企画による展示を行うムーブメントを作り、保守的であったイギリスの美術界に革命を起こしていくことになりました。そんな息吹を感じることができるユニークな一冊です。