写真試行 創刊号 Vol.1 / Photo Trial First Issue Vol.1

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本書は、1970年代後半に写真家同志による自主運営ギャラリー「コネクト・イン・六帖ギャラリー」における写真活動の延長として刊行された小冊子『写真試行 / Photo Trial』の創刊号。本誌では、主要メンバーの荒木健一による「六月の昼寝」、神山貞次郎による「風景壊乱 -山形県酒田市の場合-」のほか、森山大道に師事し、ギャラリー「CAMP」のメンバーでもあった上条道夫による「路傍」、のちに自身でも同人誌『パラム』を発刊した在日の写真家・金正坤（キム・チョンゴン）による「仮出所 -丸正事件の李得賢氏-」、さらには橋本功司による「106万平方メートル」が収録されています。巻末には「付録●自主運営ギャラリーからの報告」と題して、沖縄の「あーまん」（比嘉豊光・石川真生ら）、名古屋の「AMP」（水野哲夫ら）、静岡の「GIG」（長船恒利ら）、新宿の「プリズム」（平木収ら）と「CAMP」（森山大道・北島敬三ら）の活動状況などを綴るテキストも収録されています。70年代後半の日本写真のムーブメントを図版・テキストで堪能できる貴重な一冊。

＜Related Artists＞ 森山　大道 / Daido Moriyama、 北島　敬三 / Keizo Kitajima
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ、ページ一部縁少イタミ