ぐるりの人たち 1972〜1983

安達　洋次郎 / Yojiro Adachi

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日本の写真家・安達洋次郎（1943-）による写真集『ぐるりの人たち』。資生堂宣伝部のスタッフカメラマンとして広報誌『花椿』をはじめ広告宣伝の写真撮影を担当していた安達洋次郎。広告の中でも花形といえる世界で、洗練された感性を育み、広告的な美のあり方を表現してきた安達ですが、仕事に追われ自分を見失いかけていたことに気が付き、写真を始めた学生時代の原点に戻り、自分の住む東京の人たちを撮るべく、街へと繰り出したそうです。そして、東京の人をテーマに、1974年に個展「ぐるりの人たち」を開催し、以後も同テーマの展覧会を続けるなど安達のライフワークに。本書は、資生堂を退社し、フリーとして活動を始めた翌年（1983年）に自費出版した写真集で、展覧会と同じタイトルがつけられています。70年代後半の東京で、老若男女問わず、安達の目を奪う人（光景）をスナップ。ありふれた日常の一コマは平和で、どこかユーモラスに切り取られています。

＜Related Artists＞ 安達　洋次郎 / Yojiro Adachi、興松　良昌 / Yoshimasa Okimatsu、望月　省三 / Shozo Mochizuki、後藤田　三朗 / Mitsuo Gotoda
＜Condition＞ 本体：表紙少スレ・少ヨゴレ、天・地・小口薄ヤケ