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戦後日本を代表する写真家のひとりである東松照明の写真集『Tokyo曼陀羅 / Tokyo Mandala』。日本が誇る世界的に評価の高い巨匠森山大道と荒木経惟。この二人にして「ぼくら二人は東松さんの太刀持ちと露払いなんだから。助さん角さん、いつまでも(対談・写真大人 東松照明より)」と言わしめ、森山曰くは「ぼくたちのココロのボス」的な存在であったという東松照明。60年代後半から70年代にかけて、荒木や森山、プロヴォーク、コンポラ世代など日本写真の激動の先駆者でありました。本書は2007年に東京都写真美術館で行われたエキシビジョンを機に刊行されたカタログ作品集。2000年に「長崎」を皮切りに始まった「マンダラ写真展」シリーズ。以降「沖縄」「京都」「愛知」と続いていき、各々の地域で撮影された図版を主に構成されていましたが、同展では東京に限定されない図版も収録された「日本曼陀羅」的一冊。70年代に撮影された深瀬・荒木・森山らのポートレートも見応えがあります。