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日本の写真家・里見力麿の写真集『里見力麿写真集 1952〜1982』。1922年東京生まれ、第二次大戦より復員後に、平塚で父が営んでいた営業写真館を手伝い、後に引き継いで営業されていたそうです。戦後はじめてと言われた写真クラブ「さがみ写友会」を結成し、写真編集者・研究家として名を馳せた鈴木八郎らの指導を受け、その後入会したライカ倶楽部では、木村伊兵衛・渡辺義雄に師事。また、同時期に大磯へ転居してきた日本を代表するドキュメンタリー写真家・濱谷浩と懇意にしていたそうで、本写真集も濱谷のすすめもあって刊行されたのこと。 戦後30年近くの間に撮影されたモノクロ図版より編集・構成されており、表紙を飾る姉妹のスナップが物語る通り、愛に満ちた人柄と、絶妙のタイミングと計算尽くされたコンポジションによって写された素晴らしい作品の数々に魅了される一冊です。