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本書は、1974年に日本写真家協会の主催によって行われたエキシビジョン『写真家'74の眼 / 日本人とは何か』を機に刊行された作品集で、約5,000点の応募の中から選ばれた約300点の図版が収録されています。ノミネートされている写真家は渡辺義雄、林忠彦、川島浩、杵島隆から、浜口タカシ、並河萬里、桜井秀、北原龍三、さらには大石芳野、そえじまみちお、竹内敏信ら総勢66名。学生運動や公害問題、そして沖縄問題に代表されるジャーナリズムから、前衛芸術・舞台・着物・建築・装飾・職人芸など日本独自の伝統・文化、さらには同性愛やヒッピー、プロヴォーク・コンポラ等の要素を多分に感じさせる70年代のトレンドまで、グラビア印刷によるユニークな図版が多数収録された見応えのある一冊です。