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現代アート界を代表するアーティストであるオラファー・エリアソンの作品集『The Kitchen(Japanese Edition)』。こちらは、エリアソンのアトリエで働く、芸術家、職人、研究者など多種多様な人々に毎日振る舞われる食を司る「キッチン」についてまとめた一冊。「食事とは、人と共感し、人を思いやる行為」と語るエリアソン。人間の思考が形となり、そして胃袋を満たす「食」本来の意味のみならず、多くの自然の恵みを得て作られた食物、極力ゴミを出さないよう「持続可能性」が考慮されたスタイル、クリエイターが手がけるビジュアル的な美しさ、食がもたらす様々な思考の循環性、さらには食を通じて多くの人が集うことで生まれる新たなコミュニティー。。。「食」と「芸術」を通じて未来志向が育まれる素晴らしい名著。日本のアーティストでシェフでもある岩間朝子が、当キッチンの実質的な創設メンバーの一人であり、岩間のクリエイティブな思考が随所に散りばめられ、さらにはアメリカのスロー・フードの先駆者で、「シェ・パニース」の創設者であるアリス・ウォータースの寄稿も収録されています(アリスも実際にこのキッチンで食を振る舞った経験があります)。日本語版。