Femmes Algeriennes 1960 -First Edition-

Marc Garanger

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フランスの写真家マーク・ガランジェの写真集。ガランジェは、1960年代より活躍を続けるフォト・ジャーナリスト。60年代には、フランスの著名な小説家であるロジェ・ヴァイヤンと共にイタリア共産党の指導者パルミーロ・トリアッティの葬式ルポを発表し、70年代以降もチェコ、ソ連、カンボジア等の戦争・貧困等を追い続けていました。ガランジェの代表作と言えば本書に収録された「アルジェリア女性のポートレート」。1954年〜62年まで続いたフランスの支配に対するアルジェリアの独立戦争。ガランジェは、ジャーナリストとして従軍し、当時フランスのIDカード所持を義務づけられた現地女性の写真撮影の責務を担い、エドワード・カーティスによるアメリカ先住族の肖像写真の手法を踏襲し、人々に対する敬意と尊厳をもってシャッターを切りました。怒りや抵抗の色を隠しきれない女性たちの複雑な心情を繊細に描写したポートレート作品の傑作。2002年に再版されていますが、本書は1982年Cotrejour社刊行の初版本です。

＜Related Artists＞ Claude Nori、Roger Ballen、Ernest Cole
＜Condition＞ ジャケット：少スレ・少ヤケ・少ヨゴレ
縁少イタミ及び少ヤブレ、背タイトル字スレ
本体：天・地・小口ヤケ、天少シミ・少ヨゴレ、他経年並み