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20世紀を代表するアーティストであるアンディ・ウォーホル(1928-1987)の作品集『Nudes』。本書は、1995年にニューヨークのRobert Miller Galleryで行われたエキシビジョン時に刊行された作品集で、テーマは「ヌード」。但し、収録図版53点のうち、大半は男性を対象としてメールヌードであり、50年代のウォーホル初期に、はじめて画廊に提出して拒絶されたという作品も含まれているようです。50年代及び70〜80年代に創作されたドローイングから、80年代以降のペインティングまで紹介されていますが、同性愛を公表していたウォーホルらしく、男性が主役です。但し、今でこそ同性愛を公に認める風潮が世界的に広がっていますが、特に戦後まもない時代は、否定的な様相が強く、同性愛者自身も隠したがる傾向の方が強かったようです。ウォーホルはプライベートこそ、その多くを語らなかったものの、作品の数々からはその嗜好が強く感じられ、かつ主張も強かったことから、同性愛者仲間からは、そのオープンな姿勢に対してポジティブに見られていない面も多かったとか。。