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スイスのマルチメディア・アーティストであるアナリス・ストルバの作品集『Aschewiese』。1947年スイスのツーク生まれ、作品を精力的に発表し始めるのは90年代以降であり、当時すでに3人の子どもと5人の孫がいた関係で、ストルバ作品のインスピレーションの多くは「家族」となっていきました。身のまわりのありふれた日常を、(デジタル)カメラ・ビデオを用いて撮影を行い、時に自身のアーカイブや幼少時の写真なども織り交ぜながら、ストルバ独自の世界観を創出していきます。こちらもそんな雰囲気が満載の一冊で、子どもたちの睡眠の様子や街の風景、家族のポートレートなど、どことないありふれた日常なのですが、どことなく夢物語で現実と非現実が往来するような独自の世界観に引き込まれる作品群です。テキストはドイツ語。