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本書は、戦後の40年代から70年代まで続いた雑誌『奇譚クラブ』の1970年臨時増刊号で女体緊縛写真集となっています。SMやフェティシズムの先駆雑誌で人気を博し、SM愛好家のコミュニティの場となり、寺山修司や三島由紀夫ををはじめとした文豪らの愛読誌としても名を馳せたものでした。また、SMや緊縛の第一人者とも言える団鬼六の名作『花と蛇』が紹介されたのも奇譚クラブであり、性風俗に関する文学作品の発表の場としても貴重でありました。こちらの臨時増刊は「文献誌」と名打ってはいるものの、基本的には「写真集」の体裁をとっており、ユニークな緊縛写真が多数収録されています。