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本書は、イギリスの映画監督・舞台美術家であるデレク・ジャーマン(1942-1994)による映画『ラスト・オブ・イングランド』の日本公開を機に、配給元アップリンクによる刊行された書籍です。エイズによって40代という若さで亡くなられるまでに、数々の先鋭的な映画を残してきたジャーマンですが、こちらはイギリスの現在と未来を終末論的イメージで描いたアート・ムービーで、ジャーマンの病とその解放のための集大成的な作品とも言われています。ジャーマンの盟友でもあるサイモン・フィッシャー・ターナーによるサウンド・エフェクトも高く評価されており、本作にはそのサウンドトラックの他、ジャーマンのインタビューや評論家のテキストが収録されている他、一部スチールも紹介されています。