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アメリカの写真家ラリー・クラーク(Larry Clark, 1943–)の展覧会にあわせて制作されたZINE『Skaters』。1971年の写真集『Tulsa』以来、ドラッグやセックス、暴力といった若者の現実を内側から記録してきたクラークは、ユースカルチャーのリアリティを鋭く捉える写真家として知られています。本書は、1990年代初頭のニューヨークで出会ったスケーターたちを撮影した作品を中心に構成された小冊子で、伊勢丹新宿店 ISETAN THE SPACE で開催された同名の展覧会に際して制作されました。ワシントンスクエアパークやブルックリン・バンクスなど、当時のストリートカルチャーの拠点となった場所を背景に、若者たちの日常や身体感覚を間近に写し取った写真が収められています。クラークがのちに映画『Kids』(1995)へと結実させるスケートカルチャーとの関係を考える上でも示唆に富む内容で、1990年代の都市文化と若者像をあらためて浮かび上がらせる一冊です。