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本書は『カメラ毎日』『アサヒカメラ』『日本カメラ』『カメラ時代』と並び、戦後刊行されていた写真雑誌『カメラ芸術 1964年10月号』。カメラ毎日は、多くの若い写真家たちの作品を積極的に紹介し、従前のカメラ誌に一石を投じ始めていた60年代前半ですが、本誌は、写真家としても名高い桑原甲子雄が編集を担当し、東京中日新聞より刊行されていました。カメラ毎日のような派手さはないものの、口絵や記事、またフォトコンテストも充実しており、本号でも、今井寿恵「白い髪の毛の女」、大竹省二「女」、斎藤康一「夜明けの東京」、さらには土門拳の連載「山河に人ありて」などが収録されています。