Google Translate
イギリスの庭師で写真家でもあったチャールズ・ハリー・ジョーンズ(1866-1959)の作品集『Plant Kingdoms: The Photographs of Charles Jones』。果物や野菜を作る庭のガーデニングをメインに仕事をしていたそうで、その記録として写真にも収めていたというジョーンズ。本書は、作家でコレクターとしても有名なSean Sextonが、偶然にも骨董市で見つけたスーツケースに、ジョーンズが撮影した野菜や果物のゼラチンシルバープリントが入っていたことで、刊行に至ったという一冊。チューリップ、ヒマワリ、タマネギ、カブ、プラム、ナシなどなど魅惑的なポートレートが収録されています。序文は、カリフォルニアのレストラン「シェパニース / Chez Panisse」のオーナーで、スローフード、オーガニック料理の母と言われたAlice Waters。加工食品や消費主義に追われた20世紀において、食と自然の豊さを思い出させてくれるような素晴らしい一冊です。