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ウォーカー・エバンスに写真を学び、エバンスが認めた数少ない写真家の一人であるヘレン・レヴィットの写真集『A Way of Seeing(Soft Cover)』。レヴィットは、主に30年代にエバンスのもとで学び、後にタイム誌、フォーチュン誌等で活躍、1943年にはMoMAで個展も開催しています。ブルックリンに生まれ育った彼女にとっての一番の対象は、ニューヨーク特にハーレム等に象徴される貧困地区におけるストリート。当時では、ほとんどの写真家が目を背けていた地区及び人々を、愛情溢れるあたたかい眼差しで捉えたストリート・スナップは、 1965年に「A Way of Seeing」として写真集にまとめられました。本書は1989年に刊行された3rdエディション(1992年刊行・second printing)。1965年刊行・初版が50図版、1981年刊行・2ndエディションが68図版に対して、本書3rdエディションは86図版となっており、版を重ねる事に増補・改訂がなされています。