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ウォーカー・エバンスに写真を学び、エバンスが認めた数少ない写真家の一人であるヘレン・レヴィット(1913-2009)の写真集『A Way of Seeing(2019, Fourth Edition)』。レヴィットは、主に30年代にエバンスのもとで学び、後にタイム誌、フォーチュン誌等で活躍、1943年にはMoMAで個展も開催しています。ブルックリンに生まれ育った彼女にとっての一番の対象は、ニューヨーク特にハーレム等に象徴される貧困地区におけるストリート。当時では、ほとんどの写真家が目を背けていた地区及び人々を、愛情溢れるあたたかい眼差しで捉えたストリート・スナップは、 1965年に『A Way of Seefing』として写真集にまとめられました。これまでにも、1981年そして89年にも改訂・増補版も刊行されておりますが、本書は、レヴィットのアシスタントのMarvin Hoshinoの監修を受けて、ベストなネガやプリントを用意し、新たなイメージも加えて編集された決定版を作るべく刊行された第4版です。