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アメリカのアマチュア・フォトグラファー、ダグ・ビガートの作品集『Hitch-Hikers』。2023年6月に82歳で惜しまれつつ逝去されたビカート。イリノイ州生まれで、旅好きで放浪癖あり。人が大好きで人と話をするのが大好き。ミニマリストで自分にお金を使うことはなく、放浪者や浮浪者などには、進んで寄付や協力を惜しまず、とても愛された方だったようです。写真は、元々サンダルショップで働いていた人たちに、そこに来る人とサンダルを写真に撮っていたそうで、その後Tower Recordでの雑誌販売のグローバル・ディストリビューションで20年ほど務めた際には、50カ国以上も訪れ、同時に旅を重ねていたそうです。ヒッチハイクはティーンエイジャーの頃からしており、本書には20年以上の間ビカートが撮りためたヒッチハイカーのポートレートが収録されています。偶然にも目にした友人がギャラリーに持ち込み、個展と写真集の出版まで至ったという一冊。そこには個性的な人々の肖像と、戦後アメリカ数十年の歴史・文化が色濃く刻まれています。