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フランスの写真家であるテオ・ゴセリンの作品集『Sans Limites』。フランス北部のノルマンディー地方で生まれ、現在はパリとアミアンを拠点に活動するフォトグラファー。ヤングジェネレーションカルチャーをモチーフに、豊かなカラーリングを用いた映像的描写は、本書に記載の通りライアン・マッギンレーらを想起させますが、フィクションではなく身近な友人たちをモデルにしたドキュメントであるところにリアリティーがあり、チャド・ムーアらと並んで今後の活躍が期待されるアーティストです。2012年にはアメリカ横断2万キロの旅を通じたロードムービーも制作しており、フィルムメーカーとしてもその才能を発揮するゴセリンですが、こちらは前作のファースト『Avec Le Coeur』の続編的一冊。アメリカ、スペイン、スコットランド、そして母国フランスにおけるロードトリップで、国境も社会的慣習という境界も超えた「自由」を求める若者たちの旅。1250部限定。