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トルコの女性写真家であるサビハ・チメンの作品集『Hafiz』。イスタンブール生まれ、大学では国際貿易と金融について学んだそうで、写真は独学。イスラムの文化に根ざしたポートレートと静物画を通して、アイデンティティー、さらには社会・文化的側面を描写し続けているフォトグラファーで、2020年にはマグナム・フォトの候補生となった逸材。そして本作が、サビハの始めてのプロジェクトで、自身も通ったというコーラン学校の少女たちを追い続けたイメージで構成されています。中東諸国の中でも、より男性優位が強いとされるトルコの女性たちの人権さらには自由・思想・ビジョンのような訴えを感じさせる静謐で美しい図版が連なります。2022年のParis Photo Aperture PhotoBook First Book Awardsの受賞作品。