Death in the Making

Robert Capa

¥11,000(¥10,000 + tax)

Publisher/Damiani

   Published/2020
Format/ハードカバー   Pages/112   Size/220*285*20
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20世紀を代表するフォトジャーナリストで戦場カメラマン、ロバート・キャパ(1913-1954)の作品集。本名はアンドレ・フリードマン。ハンガリー出身のユダヤ家系に生まれたフリードマンは、国内の政治的弾圧やナチスの台頭が逃れ、パリに移り、公私のパートナーとなるゲルダ・タローとともに活動を始めます。そして、本書のカバーにもなっている「崩れ落ちる兵士」が、スペイン内戦時に撮影されて、『LIFE』などでもカバーを飾り、キャパの名は一気に世界に知れ渡ったのです。しかし、同時にキャパはこのスペインでの取材中に、ゲルダを戦地で失ってしまいました。まだ26歳の若さでした。そんなゲルダのために捧げられた本書は、没後の翌年1938年に刊行され、アンドレ・ケルテスがその図版のレイアウトを担当しています。そして、2020年に念願の復刻版が刊行されましたが、ネガなどから新たにスキャンが施されたことで、本書内のイメージは、キャパそしてゲルダのみならず、後のマグナム・フォトの創設メンバーであるDavid Seymour(通称Chim)によって撮影された図版も、相当数あることが新たに判明されました。キャパについての考察は、沢木耕太郎による『キャパの十字架』『キャパへの追走』など、様々な意見もありますが、いずれにしても、戦場写真集としては、屈指の名著と言える一冊です。
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<Condition> ジャケット・本体:経年並み
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