From Black and White to Color

William Eggleston

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20世紀を代表するアメリカの写真家であるウィリアム・エグルストンの作品集『From Black and White to Color』。本書内でも、アンリ・カルティエ-ブレッソンの名著『Les Europeens』 (The Europeans) と共に過ごす自身のポートレートも収録されているほど、ブレッソンに魅了されたエグルストンですが、彼ほどの完璧な作品は撮れないと自覚し、独自のスタイルを探究し続けた60年代。その中で取り組み始めたのが「カラー写真」です。当時では、コマーシャルの用途などがメインで、カラーはクリエイティブな作品とは評価されていない時代。そんな時代でも、エグルストンは、ロバート・フランクらのスタイルとも異なる方法で、この時代の「アメリカ」を、メンフィスの片田舎の日常を通じて描写したのです。そのビジョンそして功績は、現在でも周知の通りですが、本書は、60年代にモノクロからカラーへと移行し始めた頃の図版をメインに紹介されており、2014年にパリのブレッソン財団で行われた個展を機に刊行されました。

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＜Condition＞ 本体：カバー少ヨゴレ