新宿群盗伝伝 / Shinjuku Gunto Den Den

渡辺　克巳 / Katsumi Watanabe

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日本を代表する写真家渡辺克巳の写真集「新宿群盗伝伝 / Shinjuku Gunto Den Den」。新聞社の給仕時代に写真に興味を持ち、上京後東條会館写真部でスタジオ撮影を学んだ後、新宿で流しの写真家をやっていた先輩の影響を受け、以後フリーに。わずかばかりの退職金で引伸し機を購入し、夜の新宿を彷徨いながら3枚1組200円でポートレートを撮影。飢えに耐え、原価を切り詰めながら、浮浪者、風俗嬢、ゲイ、不良、ヤクザといった人々を撮り続け、個性あふれる人びとが織り成す人生の劇場に魅了され、生涯新宿のドラマを描写し続けた渡辺克巳。「ひそかなものが表面化し、表面化しては泡のように消えていく街」「新しい何かが陰で行なわれ、すぐまた表に出てくる街」そんな奇妙で人を惹き付ける、厳しくてそして優しい街、新宿。本書は、1973年に刊行された1st写真集「新宿群盗伝」に続いて、1982年に発表された続編的2nd写真集。デザイナー杉浦康平の装幀による晩聲社のヤゲンブラ選書からの一冊。

＜Related Artists＞ 渡辺　克巳 / Katsumi Watanabe、森山　大道 / Daido Moriyama
＜Condition＞ ジャケット：少ヨゴレ、少シワ
本体：地少薄シミ、見返し少シミ、その他経年並み