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20世紀を代表するフランスの写真家であるウィリー・ロニ(1910-2009)の作品集。ポグロムから逃れた両親のもとでパリに生まれたロニは、写真スタジオを営む父、またピアノやバイオリンを勧める母に育てられ、幼少時より芸術に親しむ生活をして、当初は音楽に情熱を傾けていたそうです。しかし、父の病気・死を機に本格的に写真の道に進み、戦前よりロバート・キャパ、デビッド・シーモア、そしてアンリ・カルティエ・ブレッソンといったマグナム創業メンバーから、ブラッサイ、ドアノーといった面々と親交を深め、戦後にはフランス人として初めて『LIFE』の専属フォトグラファーとなった実力者です。上述したフランスの写真家らと同じように、戦後を代表するフォトグラファーとして語られることの多いロニですが、こちらはパリで撮影されたスナップで構成された作品集です。