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50年代から活躍する日本を代表するグラフィック・デザイナー、杉浦康平の作品集『疾風迅雷 - 杉浦康平雑誌デザインの半世紀(Signed, With OBI)』。一瞥しただけで杉浦のデザインだと分かるタイポグラフィをはじめ独自に思想化されたともいえるデザイン・ワーク、アジア図像学への深い造詣、また、直接的(自身の事務所)・間接的(工作舎の流れ)に影響を与えた後人(中垣信夫、鈴木一誌、羽良田平吉、戸田ツトムなど)の活躍など、その功績は多岐に渡ります。本書は、60年代から00年代までに、杉浦が手がけた「雑誌」のデザインにフォーカスした一冊。『デザイン』(美術出版社)、『SD』(鹿島出版会)『都市住宅』(鹿島出版会)の他、当時杉浦の事務所に勤めていた鈴木一誌もデザインを担った『エピステーメー』(朝日出版社)、さらには松岡正剛が編集長を務めた『遊』(工作舎)などなど、デザインワークが多数紹介されており、松岡正剛や臼田捷治らとの対談も読み応えのある一冊です。帯付。杉浦康平サイン入り別紙付き。