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アメリカの女性写真家ジャッキー・ニッカーソン(1960-)の写真集『Farm』。ファッション写真家としての出自を持ち、アフリカのドキュメント写真でも知られるジャッキー・ニッカーソン。2014年にエボラ出血熱を患ったリベリアの労働者を撮影し、その写真は女性としては初となる『Time』誌の表紙を飾りました。また、近年はヒップホップMC/音楽プロデューサーであるカニエ・ウェストが手がける人気ブランド「Yeezy」の撮影を行うなど、ファッションからドキュメンタリーまで幅広く活躍しています。本書は、ジャッキーの1st写真集で、1997年から2000年にかけて、アフリカ南部(ジンバブエ、マラウィ、南アフリカ)で撮影された写真で構成され、その多くが黒人労働者のポートレートに当てられています。その身なりは破れ、ほつれていますが、それぞれが個性的なスタイリング(まるでハイファッションのよう)へと昇華させており、厳しい現実に直面しながらも、個性的に逞しく生きる姿を写し出しています。