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イギリスの女性写真家ヴァネッサ・ウィンシップの写真集『Sweet Nothings』。ロンドンのウェストミンスター大学で写真・映像を学び、在学中に出会った写真家で後に夫となるジョージ・ゲオルギーとクリエイティブ・パートナーシップを組み、世界を旅しながらドキュメンタリー・ルポルタージュを発表し続けているウィンシップ。’ヨーロッパの火薬庫’と呼ばれたバルカン諸国で10年近く過ごし、以降はトルコやアメリカ郊外等を旅しながら、ランドスケープとポートレートを通じて、当地・当人の歴史・願望・アイデンティティ等を描写し続ける写真家で、現在はフランスのフォト・エージェンシー'VU'に所属し、アンリ・カルティエ-ブレッソン・アワード等受賞歴も多数。本書は、イラン・イラク・アルメニアの国境地帯に近くで、10年近く過ごした際に撮影された少女たちのイメージで構成されています。国境・アイデンティティー、微妙な緊張環境下に生きる少女たちの優雅な美しさとはかなさの両面が写された名作です。