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日本の刺青師、二代目彫芳の作品集『日本刺青芸術・彫芳』。1913年生まれ、本名は黒沼保。初代彫よしの三男であり、10際の時には絵の勉強を始め、15歳の時には父に弟子入りして60年以上ものキャリアを積んだ二代目彫芳。高倉健が主演のヤクザ映画などでは、二代目が健さんの背中に絵を描いていたといい、本書に寄稿している映画監督の五社英雄は、夫婦で背中に刺青を入れてもらっていたそうです。五社の言葉を借りると、二代目の仕事の特徴は、何と言っても「筋彫りの線の濃淡」「ぼかしのたくみさ」であり、それは世界刺青EXPOなどでの高い評価を裏付けるものであったそうです。本書は、1983年に初版が刊行され、90年代にも一度増補版が刊行され、そして2001年に新装増補版として出版された一冊です。