秋田 / Akita

木村　伊兵衛 / Ihei Kimura

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日本の写真家・木村伊兵衛の写真集『秋田』。土門拳と並び戦前より活躍した日本写真のパイオニア・木村伊兵衛。写真界の芥川賞と評される「木村伊兵衛写真賞」なるものが存在するほど、残された功績は計り知れないものがあります。名取洋之助らとの「日本工房」におけるフォト・ジャーナリズムから、高峰秀子らに象徴される女性ポートレート、さらにはブレッソンやドアノーらとも比較評されるスナップなど、多彩なフィールドで活躍した下町生まれの粋で洒落たカメラマン木村伊兵衛。本書は没後の1978年に刊行された作品集。戦争後の失意の中で写真家木村伊兵衛の魂を鼓舞し、新たに創造意欲を掻き立てたと言われている後期作品群の傑作のひとつ。以下木村伊兵衛読本より抜粋「東京で自動車で送り迎えの特写をやったり、女の写真を気楽に写してたんでは、条件がよすぎてあまやかされ、写真の本質が写らなくなるんだ。吹雪の中で自分の体を痛めつけ、苦しんでいくことによって、写るようになるんだ。いい体験をした。僕は秋田の撮影で人間ができたんだ」。構成・亀倉雄策。写真選定は三木淳と森永純。

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＜Condition＞ ジャケット：少ヤケ・少ヨゴレ・
少イタミ・縁少ヤブレ、本体：経年並み