思考の憶え描き

真鍋　博 / Hiroshi Manabe

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戦後日本を代表するイラストレーターでアニメーターである真鍋博（1932-2000）の作品集『思考の憶え描き』。SF作家の第一人者・星新一の小説の挿絵などを数多く手がけ、星の小説の挿絵をまとめた作品集『真鍋博のプラネタリウム』も大変面白い一冊です。また、もう一人のSF作家の大御所・筒井康隆の作品のイラストも手掛けたりと、時にシニカルですが、未来志向型でこどもも大人も楽しめる作品が特徴的です。こちらは、70年代に刊行された作品集で、真鍋がSF的思考をもって、イラスト及びテキストを交えて描いた未来に向けた「空想計画」で構成された一冊。「浮島計画」「時計計画」「窓計画」「蝶計画」「風船計画」「花計画」「深海魚計画」「罐詰計画」「虹計画」「火山計画」「果実計画」「橋梁計画」「暗闇計画」、、、と合計42の創造のシミュレーションが収録されています。

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