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アメリカの写真家ダニー・ライアンの写真集。ライアンは60年代から70年代にかけて、激動するアメリカ社会をアウトサイダー的側面から描写し、「The Bikeriders」「Conversations with the Dead」等数々の名作品を発表したドキュメンタリー写真家です。本書は、1999年に3,000部限定で刊行されたライアンの自叙伝的作品集。自身が保管していた写真やプリント、及び自身によって撮影された図版を用いたコラージュと、自身によるテキストを交えた構成となっています。コラージュされた図版に写る家族・友人たちの中には、写真家ダニエル・シーモアやロバート・フランクの娘等も含まれていますが、タイトルから読み取れる通り、写された人の多くはすでにこの世には存在しません。しかし、写真を通じて自分の心の中にはいつまでも宿っている、そして自分もこれから皆のところに参ります、というライアンによる人生のはじまりと終わり、そしてまたこれからのはじまりをも告げるフィクション・ストーリー。コンセプトメイキングとビジュアル・テキストの表現力に優れたユニークなストーリー・ブック。