梅ヶ丘墓情 / Umegaoka Elegy

荒木　経惟 / Nobuyoshi Araki

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戦後日本を代表する写真家のひとりである荒木経惟の作品集『梅ヶ丘墓情 / Umegaoka Elegy』。1990年の陽子との別れを境に、それまでは私的なドキュメンタリーや、末井コンビによるヌード・エロスが主体であった作風のみならず、花のスティルライフや空のランドスケープなどを多く撮影するようになり、その一連の作品集も多数刊行されてきました。2000年以降は、いくつかの病にも犯され、死を身近に感じたことから、一層タナトス的要素を含む、荒木の死生観の描写作品も多くなりました。近年は自宅やその周辺で撮影された作品も多く目にするようになりましたが、こちらは現在居を構える梅ヶ丘で撮影された図版で構成されており、 荒木の誕生日に当たる5月25日（2019年）から、タカ・イシイギャラリーで行われたエキシビジョンを機に刊行された大判サイズの写真集です。

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＜Condition＞ 本体：経年並み