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現代アメリカを代表する写真家のひとりであるジェイソン・エスケナージ(1960-)と、ロシアの写真家ヴァレリー・ニストラトフのコラボレーション作品集『Title Nation』。2008年に刊行されたロシアを舞台にした大作『Wonderland: A Fairytale of the Soviet Monolith』で瞬く間に脚光を浴び(2020年には待望の再版)、ここ数年で発表された『Black Garden』(2019)『Departure Lounge』(2019)は、代表三部作となり、フォト・ジャーナリストとしても確固たる地位を築いているエスケナージ。本書では、モスクワ出身のの写真家ヴァレリーと一緒に、ロシアの都市・街を10以上まわって、様々なキャリアや職種の人々を、ライティングやポーズを同条件にして撮影したポートレートを発表しています。様々な紛争や政治的混乱を乗り越えてきたロシアの人々を辞書のようにまとめたユニークな一冊です。DVD付属。