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日本の写真家・本庄光郎の作品集『ヌード・スペースタイム / Nude Space Time』。日本最古の写真団体であり、戦前の新興写真の担い手であった小石清・安井仲治ら写真家を輩出している「浪華写真倶楽部」の出身で、1935年より入会して、実験的な創作に注力。戦後は国内外の写真展にも多数出品しており、その一部はパーマネント・コレクションにも選出されています。戦後より造形美にあふれたヌード作品に一貫して取り組み、本書では、主に50年代から70年代までに制作された75図版が収録されています。「3次元空間」に「時間軸」を加えた「4次元空間」に存在するヌードであり、重複露光や重複焼付、マルチストロボなどの当時では新しい技法を駆使した「動き」のある作品が特徴的です。今見ても全く古さを感じさせない、モダンで美しい図版の数々に魅了される一冊です。