1973

田原　桂一 / Keiichi Tahara

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日本を代表する写真家・田原桂一の写真集『1973』。「光の写真家」と評されるほど、光を巧みに利用した造形的・空間的描写に秀でた作品を多数残してきた田原桂一。初期は、劇団の照明・映像で「光」の才を養い、70年代よりパリにとどまって「光と影」による造形的である種映像的な様相をモノクロームの世界に収め、「都市」「窓」のシリーズで高い評価を得ました。その後は、「光」を用いた彫刻・建築さらにはインスタレーションの領域まで拡げて創作を行い、80年代以降の写真と現代美術の融和のトレンドに連動して、新たなスタイルを築きあげ、独自の地位を確立したアーティストです。本書は、1970年代初頭にパリに渡って以来、魅せられた光や街の美しさに惹かれ、当地にそのまま残って撮影を続け、1973年以降創作をした「都市」の序章作品で構成された作品集。自然なスナップやモノクロの造形美に魅せられる一冊です。1000部限定。

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＜Condition＞ 本体：経年並み